任天堂の岩田聡社長の死去のニュースが飛び込んできた。

私なんぞはお会いしたこともない。

なんとも惜しい人を亡くしたものだ。

東京工業大学の情報工学科出身でHAL研で名を馳せ・・・。

業績はそこらじゅうに載っているだろうから私ごときが語ることはない。

早すぎる天才の死が悲しみとともに悔しさがありますね。

ほぼ同世代の私としては、どのように歩めばこのような差が生まれるのかと思うような人生でした。

私事ですが、学生時代にTK80Eというワンボードマイコンでプログラムにのめりこみ、FX602Pのようなプログラマブル電卓のプリンターインターフェースを利用して音階を出すのに夢中になり、かなり見劣りはするものの岩田氏と同じ空気を同じ時代に吸っていたのにこれほどに人生に差が出るのはやはり、氏の天才によるものです。

業績的には陰りは見えてきているものの巨人としての任天堂を率いてこれから何をやらかすのか。

スマートフォンにいったいどんなものをぶつけてくれるのか。

技術畑の社長の腕前を楽しみにしていたのに。

それなのに。

 

今の若い大学生を見ると、ラズベリーパイやArduinoを使いこなし、新しいインターフェースであのころでは思いもよらない何かを作り出そうとしている人たちをたくさん見る。

彼らから見たら岩田さんのやったことぐらいどうってことないよと思うのかもしれない。

技術や科学は後世の人から見ると簡単で単純に見えることが往々にしてあるが、その積み重ねがなければ後世そのものがない。

 

拓郎は歌った。

「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」

岩田さんの志は若い水夫たちが継いでいくでしょう。

どんな時代でも未来を作っていくのは新しい水夫たちです。

私のような老兵は静かに持てる知識を置いていくのみです。

ただ、岩田さんよりもずっと長生きして、もう少しコンピュータの発展を見ていようと思います。

人工知能が夢を見るまで見ていたいと思います。